ルールとガイドライン
International Dog Parkour Association に
準じた安全基準を守ることを推奨しています。
私たちが やろう〜!と誘うと犬は限界を超えて頑張ろうとしてくれがちですが、スポーツは無理に頑張り過ぎると身体を痛めてしまいます
プロのスポーツのコーチは選手の体を壊さないようにとっても気を使っています。
スポーツ素人の私たちが愛犬と遊ぶとき、関節などに問題を抱えさせてしまわないよう、犬の体高や地面の柔らかさに沿った飛び降りる高さの基準や、補助する方法などのわかりやすいガイドラインがあります
例えば飛び降りは、土や草、ラバーマットなら犬の体高×2倍まで。コンクリートやタイルなら犬の体高までそれより高い場合は抱き下ろすか”スポッティング”で体重の何割かを支えます。
Spotting(スポッティング)は、万が一バランスを崩して足を踏み外しても私たちが愛犬を支えてあげられるための技術です。体操選手の練習に補助者がついて、安全に行うのと一緒です補助者を信じることができるかどうかで、挑戦できるかが決まりますよ
Safety rules and Guideline
International Dog Parkour Associationのルールを紹介します。
※本協会の許可を得て翻訳、掲載させていただいております。
ドッグパルクールの安全性は、あなた次第です。
ドッグパルクールは、犬と人間が共に楽しめるスポーツです。年齢や犬種を問いません。障がいのある犬でも、安全に行動できるのであれば、参加することができます。パルクールの精神を示し、理想的な探求心を持ち続けるために、ハンドラーは同じ障害物での同じ行動をちがう犬で(タイトルのために)繰り返し提出はできません。同じハンドラーで特定の動作を行う場合は、必ず別の障害物で行わなければなりません。これはすべてのタイトルに適用されます。
安全のために
これらのルールに従わない場合、自動的に不合格のとなります。また、犬が過度の恐怖やストレスを感じていると思われる場合や、安全上のリスクがあると思われる場合にも不合格となります。
・ハーネスを着用し、リード(使用している場合)を背中に留めていること。ハーネスは、犬のサイズに合ったものであること(小型犬以外は1インチ以上の幅のストラップが必要)。私たちはRuffwearやHurttaのハーネスを愛用しています。リードがある場合は、ハーネスを装着し、常に安全にとり扱わなければなりません。リードを外している場合は、安全な場所にいて、高さが低いためスポッティングを必要としない行動や、リスクの低い簡単な行動を行っていなければなりません。地面のレベルで行う障害物(下をくぐる、通り抜けるなど)の場合は、ハーネスを外しても構いません。
・適切なスポッティングテクニックを実演すること。必要に応じて犬を支えたり、安全な場所に降ろしたりすることができること。例としてビデオをご覧ください。
・ノーリードは、安全な場所でなければいけない。適切なスポッティングを常に行うこと。
・オンリードのとき、リードの長さは4~6フィート(1~2メートル)で、フレキシ・リーシュは使用しないでください。長いリードは引っかかりやすく、動きの途中で犬を止めることになるので、全くお勧めできません。これは犬にとって肉体的にも精神的にも非常に危険な可能性があります。人や犬に危険が及ばないように適切かつ慎重に管理しなければなりません。
・”肩の高さルール”は常に適用されます。いかなる理由があっても、犬は犬の肩の高さよりも高い場所から硬い表面(コンクリート、岩、アスファルトなど)に飛び降りてはいけません。柔らかい表面(土、ゴムなど)に飛び降りる場合は、肩の高さの2倍、どんな場合でも42インチ(1.1メートル)を超えないようにしてください。すこしでも疑問がある場合は、安全を重視してください。安全かつ快適に行える場合は、犬を抱き上げたり降ろしたりしてもよいです。抱き降ろすことができない場合は、別の方法で降りる必要があります。生後18ヶ月未満(トレーニングレベルのみ可)の犬は、ストッパーパッドよりも高い場所から飛び降りてはいけません。犬が障害物に乗り降りするところを見せなければいけません。
・すべての障害物を自力で、自信を持って行うこと。すべての行動は意図的にキューを出さなければなりません。ハンドラーは安全性を確保するためにいつでも犬に触れることができますが、犬を持ち上げたり、抱き上げたりして障害物に乗せることはできません。抱き上げることが許されるのは、障害物から犬を安全に降ろすときだけです。
・プロング・カラー、チョーク・スリップ・カラー、ショック・カラー、スリップ・リード、ヘッド・ホルターは使用しないこと。適切に装着されたリミテッド・スリップやマーチンゲールスタイルの首輪は認められます。審査員はすべてのビデオで犬がつけている首輪の種類を見分けられなければなりません。つまり、バンダナや首輪カバーなどのアイテムは認められません。※プロングなどをバンダナや首輪カバーで隠すようなことをしなければいいということ。
・障害物の安全性を適切に確認し、犬には安全な障害物にのみ触れさせるようにしてください。滑りやすい障害物や安全でない路面に注意してください。
・犬が安全かつ自信を持って障害物に乗ったり降りたりする姿を見せなければならない(地面の高さからはじまり地面の高さまに戻るまでの移動です)。
IDPAでタイトルを取るときのその他のルールや基準
オブスタクル 障害物 について
公園のルールが許せば公園を利用してもよいです、子供優先の遊び場であることを忘れないこと。子供が近づいてきたら、トレーニングを別の場所で行ってください。もし子 供が遊び場に来ていたら、トレーニングは別の場所で行ってください。子供がいる公園では、絶対にパルクールをしてはいけません。これは、子供と犬の両方の安全のためであり、このスポーツをトレーニングすることができる環境に敬意を示すためです。環境への敬意は常に示さなければなりません。
アジリティ専用器具の使用は控えめであれば可能ですが、他の障害物を使用したり見つけたりすることを強く推奨します。アジリティ専用用具を使用する場合は、最小限の使用にとどめ、斬新でいつもどうりでない方法で使用しなければなりません。
タイトル取得について
おやつはどのレベルでも使用できますが、ルアー(※誘導するもの)として使用することはできません。コレクション(※ノーと言ったり、間違いを叱ったりする)はいかなる場合も使用できません。複数回のキュー(合図)を出してもよいですが、2回以上の合図を繰りかえさなければならない場合は、更なるトレーニングが必要ということで不合格となります。
ビデオは、特別に例外のもの意外は、行動を1回だけ編集せずに収録し、長さは30秒以内とします。犬がどのように障害物に乗りそして降りるかが見られることがとても重要です。
ビデオ撮影は別の日に別の場所で行われてもよいです。
トレーニングレベルタイトルに参加する場合を除き、すべての犬は生後18ヶ月以上でなければなりません。トレーニングレベルは、スポーツを始めたばかりの犬、若い犬、年老いた犬、身体的制約のある犬のためのオプションレベルです。すべての犬は、インターミディエイトに進む前に、ノービスのタイトルを完了しなければなりません。
同じビデオをタイトル取得のための提出に2回使用することはできません。また、同じ障害物を同じ動作に2回使用することはできません(例えば、特定のベンチに2フィートオンすることをクリエイティビティの一部として使用し、その後再び2フィートオンとして使用することはできません)。動画にはオリジナルそのままの音声が必要です。
同じハンドラーで特定の動作を行う場合は、毎回異なる障害物を使用しなければなりません。これはすべてのタイトルに適用されます。
障害物の修正と例外
シニア犬(犬種やサイズに応じた期待寿命の最後の1/3に該当する犬と定義)、医学的障害のある犬(獣医師の診断書が必要な場合があります)は、タイトル取得のため1つの障害の免除と1つの障害の変更を申請することができます。